女優の田中絹代(たなかきぬよ)(1909―1977)は山口県生まれ。大正13(1924)年、映画界入り。「伊豆の踊子」(五所平之助監督)他で大スターに。戦後も「西鶴一代女」(溝口健二監督)「おかあさん」(成瀬巳喜男監督)など、多くの傑作に名演技を残した。『小説田中絹代』を著した映画監督の新藤兼人(しんどうかねと)氏がその人生を綴る。
田中絹代は1977(昭52)年3月21日、順天堂大附属病院で亡くなった。67歳であった。
病名は脳腫瘍で、亡くなるときは失明状態となり、側近にもらした。
「目が見えなくなっても、やれる役があるだろうか」
老女優が最後まで気にかけたことは、仕事のことであった。演じることがすべてだったのだ。
初回登録は初月300円ですべての記事が読み放題
初回登録は初月300円
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 1995年8月号

