【ヒント】
政治家や経済人などの肉声を記録する、オーラル・ヒストリーの開拓者は?
「一人っ子で、母離れできなくてね。幼稚園のりんご狩りも浮かない顔(扉頁)。歴史に目覚めたのは、高校時代。校内誌の編集長として書いた論文が、朝日新聞のコラムで紹介されたのがきっかけでした」
東大法学部卒業後、大学で助手として修業。27歳で東京都立大学助教授、37歳で同大教授に。米国留学後にオーラル・ヒストリーを提唱、「沈黙は金」の風潮が残る日本の歴史研究を変えた。近年はいくつもの政府有識者会議に携わり、天皇の退位をめぐる有識者会議では座長代理を務めた。政治、皇室、そしてメディア。様々なジャンルを横断し、生きた歴史と対峙した御厨さんがこれから取り組みたい仕事とは?
「現代は政治が機能不全に陥って、ほとんど崩壊したような状況です。これから新しい政治たりうるものは何なのか。今の時代がどういう時代であるかを、近代史の流れの中で見つめ直したい。いつか、過去、現在、未来における日本列島の政治史を書いてみたいですね」
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source : 文藝春秋 2020年12月号