新内閣発足も難題山積。悲願の憲法改正と外交交渉にウルトラCは出るか…
「議員票は安倍晋三くん329票、石破茂くん73票」
9月20日午後2時9分、自民党本部8階ホール。野田毅・総裁選挙管理委員長が読み上げた数字に、「おーっ」というどよめきが広がった。
続いて示された党員票「安倍224票、石破181票」に2回、大きく頷いた石破。安倍は当選を告げられて自席を立ち、四方それぞれに頭を下げたが、その姿に高揚感は見られなかった。
安倍の両隣にいた陣営の選対本部長・橋本聖子、事務総長・甘利明らの表情は硬いまま。安倍を支持した閣僚の1人は、「これで安倍さんもレームダック(死に体)だな」と呟いた。
現職の首相と、元幹事長との一騎打ちとなった6年ぶりの自民党総裁選。発足したばかりの安倍改造内閣の道行きを占うにあたり、まず先月の総裁選の「結果」を検証しておこう。
党内7派閥中5派閥の支持を得た安倍の3選は公示前から既定路線。戦いの焦点は安倍の「勝ち方」、具体的には石破が議員・党員票合わせて200票を獲得するかどうかに移っていた。
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source : 文藝春秋 2018年11月号