もともと美術館に勤務していたせいか、私は美術史をベースに時間軸をとらえることがよくある。今から◯年前、どんなアーティストが、どんな作品を作ったか。どんな時代背景だったのか——という具合に。
12年前、拙著『楽園のカンヴァス』の取材のためにパリで長期滞在をしていた。仮寓はルーヴル美術館から徒歩5分という夢のようなロケーション。この機会に、古代から近代まで、人類と共に歩んできた壮大な西洋美術史の流れを徹底的にさらってやろうじゃないかと意気込んだ。その時に、日本から仮寓へと持ち運んだのが、今回選んだうちの3冊である。
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source : 文藝春秋 2022年1月号