埼玉県さいたま市 彩の国さいたま芸術劇場にて(撮影・杉山秀樹)
(右から)
東京大学総合研究博物館准教授
森洋久
「コンドルズ」主宰・彩の国さいたま芸術劇場次期芸術監督
近藤良平
春、隣の席に座ったのはアルゼンチン帰りの近藤良平だった。ぼくもマレーシア帰りで、南の国の帰国子女は何かと居心地が良くない。「南の国で何が悪い」。同じ樹木が、二人の心の中に芽生えはじめた。
音楽室でたむろして、彼は愛用のケーナで『コンドルは翔んでいく』を吹いていた。ぼくは、マレーシアの風景をピアノで弾いた。やがてみんなが集い、彼の指揮と、ぼくのピアノで『大地讃頌』を合唱した。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2022年3月号