◆ウクライナ侵攻で露わになった“危険な経済ゲーム”
文藝春秋digitalは、3月4日(金)19時〜、経済評論家の加谷珪一さんによるオンライン講義「プーチンがゲームチェンジした『世界のエネルギー経済』」を開催しました。
《フル動画は本ページの一番下にあります》
2022年2月24日、ロシア軍がウクライナへの侵攻を始めました。首都キエフ近郊の空港など複数の箇所で戦闘が確認されており、キエフの北に位置するチェルノブイリ原子力発電所も占拠されました(※2月25日時点)。25日には、ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ声明で、侵攻によってウクライナ人137人が死亡したことを公表しています。
「今回の出来事は、政治的に見ればウクライナの欧州化をめぐるロシアと欧米の争いだが、再生可能エネルギーへのシフトとそれに伴う原油価格の動きという経済的な問題も絡んでいる」
加谷さんはこう指摘します。
ロシアは天然ガス産出量が世界第2位のエネルギー大国であり、アメリカ、サウジアラビアに次ぐ産油国でもあります。ドイツをはじめロシアの天然ガスに“依存”している先進国は少なくありません。欧州が目指す再生可能エネルギーへのシフトは一朝一夕に実現できるものではなく、世界的な資源価格の高騰が懸念されています。エネルギー問題を根本的な課題として抱えている日本への影響も例外ではありません。
経済制裁のダメージを回避するため、ロシアは周到に中国の金融システムへの依存度を高めていました。しかし、それがおよぼす西側経済への悪影響は避けられません。「ゲームチェンジ」をたくらむロシアが攪乱する世界経済は、今後どうなっていくのでしょうか。こうした“ウクライナ・ショック”をめぐる世界経済の今後を、加谷さんが解説します。ぜひご覧ください。
当日リアルタイムでイベントをご覧になれない方も、放送後にアーカイブ動画の配信を予定しています。本記事の有料部分にアップしますので、何度でもご覧いただけます。
◆イベント概要
イベント名:プーチンがゲームチェンジした「世界のエネルギー経済」
出演:加谷珪一
日時:3月4日(金)19時〜20時(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。
◆フル動画
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source : 文藝春秋