眞子さま降嫁で皇族が消える日

保阪 正康 昭和史研究家
岩井 克己 ジャーナリスト
ライフ 皇室

「女性宮家議論」を先送りすべきではない

眞子内親王(当時) ©文藝春秋

 保阪 5月16日に秋篠宮家の眞子内親王がご婚約されるという報道がありました。

 今回の報道に関しては、昨年の「退位のご意向」報道のときのように宮内庁から「報道されたような事実は一切ない」といった反発もなかったので、皇室の中にも、若いお二人の恋愛結婚に「2人の恋を実らせたい」という共通見解があったのかなと思いました。

 岩井 いまの皇室には、皇族といえども一人ひとりの人としての自然体を尊重する雰囲気がありますから、それは今回もそうだったのではないですか。

 私が記者として追いかけた秋篠宮ご夫妻の場合は「大学キャンパスの恋」「3LDKのお妃さま」と言われましたし、黒田清子さんもお相手は都庁職員で、兄の秋篠宮さまと小学校時代からの親友でした。

 保阪 そういう意味では、普通の人とあまり変わりませんね。

 岩井 ええ、一貫してご本人方に任せておられるから、多少の心配事があっても「ちょっと待て」とはおっしゃらないでしょう。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2017年07月号

genre : ライフ 皇室