岸と水見分かぬまでに吹雪きたる庄川を越ゆ亡者のごとく
電線ゆ雪ほたほたとこぼれ散る朝は〈脱藩〉の響きを思ふ
五箇山の手漉き葉書に鷺と鷲また背の君は書き間違へて
老年に至りてなほも銭欲るは愚の極みとぞキケロー嗤ふ
すらすらと『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』の長台詞諳んじて児よ頼むから九九
傷心もややぬるむころ加越なる天田峠に春は降りきぬ
無観客相撲テレビに眺むればああ無観客人生のわれ
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2020年5月1日