欺きの政治に終止符を
2月号掲載の「菅『敗戦処理内閣』の自爆」を読み、改めてこの政権の成り立ちについて考えました。
安倍内閣は歴史的長期政権となりましたが、その功罪はどのようなものだったのか、筆者の片山杜秀氏は余すことなく思い出させてくれました。
民主党政権から移行後、たびたび悪夢のような放言を繰り出す安倍前首相。自身の健康問題を理由に2度も政権を放り投げ、いまだ解明されない疑惑の数々が継承された菅内閣は、現時点ですでに先の見えない愚政の感です。
この状況を打破しない限り、片山氏の指摘される“日本の未来”を前に希望は見出せないでしょう。
もとをただせば、国の姿は国民の意識となるのかもしれません。けれど、そのような責任転嫁は許されるべきではないでしょう。知恵の源ともいうべき学術会議への人事介入も記憶に新しいですが、末期的な様相を呈している現政権にわれわれ国民がどう動くか、決断すべきときなのかもしれません。(藤原早苗)
無症状感染者の恐怖
2月号に掲載された、新型コロナウイルス感染症対策分科会の会長尾身茂氏の「東京を抑えなければ感染は終わらない」を拝読した。尾身氏の言葉には政府に遠慮されている部分が見受けられる気がするが、もっと強気の発言をされてもいいのではないだろうか。
記事では、「無症状の感染者の移動により、首都圏から地方へと感染が拡大している」と述べられている。「実は、東京都の新規感染者のうち、概ね6割はリンクを追えていない、感染経路不明の感染者です」とも。
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source : 文藝春秋 2021年3月号