道を切り拓き続ける森口氏が “宝箱”に入れた想い
名匠といわれた父・森口華弘氏と親子二代にわたり友禅の技法で重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)に認定され、百貨店・三越のショッピングバッグのデザインでも広く知られる森口邦彦氏。伝統的な世界にパリで学んだグラフィックデザインの思考を取り入れ、友禅の可能性を切り拓いている。
82歳となった今も国内外で活躍の場を展開し、今年6月にはフランスのハイジュエラー「ヴァン クリーフ&アーペル」とのコラボレーションで制作された「プレシャス ボックス」を発表した。約6年前に同社CEOのニコラ・ボス氏と出会い、長い年月をかけてようやく完成したこの“宝箱”は、自身の集大成とも言える作品だという。
「この作品にはパリの若い職人も多く関わっています。彼らが生き生きと作業していたのが印象的で、日本でも次世代の職人が輝ける道を作りたいと改めて思いました。この箱に入っているのは、希望なんです」
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source : 文藝春秋 2023年12月号