「文藝春秋 電子版」を具体例にネットの楽しみ方を紹介する、ITライター・山口真弘さんの好評連載「『文藝春秋 電子版』活用術」。第4回のテーマは、YouTubeの「文藝春秋 電子版」チャンネルについてです。オンライン番組「文藝春秋ウェビナー」で配信されている動画を、部分的に無料で見ることができます。
YouTubeの「文藝春秋電子版」チャンネルには、ウェビナー本編を短くまとめた動画がアップされており、これをチェックしていれば、新しい番組が公開されたかどうかが分かります。YouTubeを見る習慣がある人ならば、便利な通知機能が使えるという利点もあります。
今回は、「文藝春秋 電子版」のYouTubeチャンネルを例に、YouTubeでの効率的なチェック方法について、紹介していきます。
ウェビナー本編のハイライトがYouTubeで観られる
「文藝春秋ウェビナー」のオンライン番組は、YouTubeとは異なる「vimeo」というプラットフォーム上で公開されています。この内容の一部を切り出して、無料で視聴できるようにしたのが、「文藝春秋 電子版」のYouTubeチャンネルです。
このYouTubeチャンネルには、ウェビナーの全編こそ掲載されていませんが、冒頭30分や、本編のハイライトなど、動画の一部を切り抜いたバージョンが掲載されています。これらは文藝春秋電子版の会員はもちろん、非会員でも無料で観ることができます。
ですから、YouTubeの「文藝春秋 電子版」チャンネルを登録しておけば、YouTubeを開くだけで、ウェビナーに新しいコンテンツが追加されたかどうか、いち早くチェックできます。
YouTubeの動画を視聴して、本編をまるごと視聴したくなったら、有料版のウェビナー本編へと移動して、視聴すればよいというわけです。つまり「本編のお試し」といった感覚で、視聴することができるのです。
「チャンネル登録」するには?
もっとも、YouTubeをあまり利用されない方にとっては、ここまでの説明ですら、ちんぷんかんぷんかもしれません。ここではYouTubeの使い方の基本中の基本である、お気に入りのチャンネルを登録する方法を紹介します。
まず知っておきたいのは、YouTubeで公開されている動画は、投稿元ごとに「チャンネル」にまとめられているということです。このチャンネルを「登録」すれば、同じ投稿元による新着動画を漏れなくチェックしたり、過去の動画をさかのぼって観ることが容易になります。
さまざまなYouTube動画が「チャンネル登録お願いします」としつこいくらい連呼しているのは、ひとまず登録さえしてもらえれば、リピーターを獲得でき、再生回数が底上げされるからです。
お気に入りのチャンネル、今回の例でいうと「文藝春秋 電子版」のチャンネルを登録するには、ページ上にある「チャンネル登録」というボタンをクリックします。これにより、YouTubeのホーム画面で「登録チャンネル」をクリックした時に、それらチャンネルの新着動画が表示されるようになります。
同じアカウントでログインしていれば、PC・スマホを問わず利用できますので、外出先でスマホを使って更新状況をチェックしたのち、視聴自体は自宅のPCで行う、といったことができます。もちろんそのままスマホで視聴することも可能です。
「通知」機能などを活用して便利に使おう
チャンネルを登録したことにより、YouTubeの「登録チャンネル」をクリックした時に、それらの履歴が表示されるようになりました。
さらにいくつか、YouTubeを便利に使うTipsを紹介して、本稿のまとめとしましょう。
ひとつは更新の通知です。「ライブ」などで、この先に配信される予定の番組の中で観たいものを見つけたら、「通知する」ボタンをクリックしておくことで、番組開始時に通知が届くようになります。これならば、視聴し忘れることもありません。
またスマホであれば、チャンネルそのものの通知をオンにしておけば、新しい動画がアップされた時に通知で知らせてくれるようになります。こちらもウェビナー本編にはない、YouTubeならではの便利な機能です。
「ショート動画」にも注目
またウェビナーの注目ポイントを短い動画に切り出した「ショート」も要注目です。タイトルだけではいまいちピンと来なかった動画の中から、面白そうな動画を見つけるにはぴったりです。動画1本は最大で60秒しかありませんので、スキマ時間を使って手軽にチェックできます。
「再生リスト」も便利な機能の一つです。ここにはウェビナーの出演者ごとに、複数の動画がリストにまとめられています。連続しての視聴にも対応していますので、作業をしながら動画を流しっぱなしにしたいような場合には重宝します。
以上、YouTubeチャンネルの使い方と注目の機能をざっと紹介しました。ウェビナー本編の動画は画質が高い反面、機能は決して多くありません。一方でのYouTubeは、通知まわりの機能が豊富で、ほかのチャンネルと併せて更新をチェックできる利点があります。
これまでYouTubeをイマイチ活用できていなかった人は、これを機会にお気に入りのYouTubeの「文藝春秋 電子版」チャンネルを登録し、巡回するという習慣を確立してみてはいかがでしょうか。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル