「腹が…減った」
のセリフでお馴染みの大人気ドラマシリーズ『孤独のグルメ』。本作の主演で、1月10日公開の『劇映画 孤独のグルメ』では初めてメガホンを取り、監督・主演・脚本の三役を務めた俳優の松重豊さんが、2月号の巻頭グラビア「日本の顔」に登場しました。
数々の映画やドラマに出演し、名バイプレーヤーとして名を馳せた松重さん。輸入雑貨商の井之頭五郎役でドラマ初主演となった『孤独のグルメ』が大ヒットし、日本だけでなくアジア各国でも人気を博しています。
私はドラマ『踊る大捜査線』で松重さん演じる爆発物処理班班長・眉田克重に魅了されて以来、松重さんのファン。『劇映画 孤独のグルメ』の公開日と本誌2月号の発売日が同じだったことに勝手に運命を感じ、「日本の顔」への登場をお願いしたのでした。
監督・主演・脚本の三役を務めているため、プロモーション活動の多くをひとりで“孤独”にこなしている松重さん。多忙なスケジュールのなか受けていただいたインタビュー時には、コーヒーを入れた愛用のマイボトルを持参されていました。「仕事の合間にコーヒーでひと息つくのが至福の時間なんです」と言いますが、多忙を極める最近は、健康のためカフェインレスコーヒーを持ち歩いているそうです。
インタビューでは、俳優を志す前に映画監督を目指していたことや、大学生時代に映画を撮影するも資金不足で頓挫してしまったエピソードなどをご紹介いただきました。監督になる道を一度は諦めたからこそ、初監督作品となる『劇映画 孤独のグルメ』には並々ならぬ想いがあるようです。穏やかな口調ながら、本作を絶対に成功させたいという情熱がひしひしと伝わってくるインタビューでした。
ちなみに『孤独のグルメ』といえばストーリーというより、松重さんが幸せそうに空腹を満たす姿を楽しむドラマ。どのように映画化するのだろうと疑問に思っていましたが、インタビューを前に映画の試写会に行くと、これまでの『孤独のグルメ』のイメージが一転! あの井之頭五郎がパリに飛んだかと思えば、“究極のスープ”の食材を求めてスーツ姿のままSUP(サップ)に乗り大海原へ……。至福の食事シーンはそのままに、長編サバイバルロードムービーに仕上がっていました。
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