「文藝春秋 電子版」は、日本の政局や国際情勢の話題から、流行の小説・映画まで、幅広いジャンルの記事やオンライン番組を配信しています。今回は「文藝春秋 電子版」の記事の中でも、1月にもっとも読まれた5本の記事を紹介します。(編集部・若林良)
《1位》秋山千佳「目の前で弟に性虐待を行う父親 「ほら見ろよ」横で母親は笑っていた《姉が覚悟の実名告発》」(2023年11月29日配信)
父親からの性虐待を実名告発した塚原たえさん。自身と同じく虐待を受け、やがて自らの命を絶った弟・和寛さんとの凄絶な幼少期を振り返ります。塚原さんが出演されたウェビナー「父親からの性虐待を告発する 『弟は命を絶ちました』」のテキスト記事が1月にアップされたこともあり、ふたたびのランクインとなりました。
《2位》杉良太郎「安倍さんに謝りながら泣いた」(2023年11月9日配信)
俳優で歌手の杉良太郎さんがさまざまな人との交流を振り返る連載「人生は桜吹雪」。第1回では自身が「最も感謝している人」と語る安倍晋三元首相との思い出を振り返り、その晩年にある“不義理”をしてしまったことへの悔恨の念を語ります。能登半島地震における杉さんの被災者への支援が話題になった今、杉さんの記事も注目を浴びています。
《3位》【フル動画】鈴木涼美×三浦瑠麗「松本人志は『裸の王様』だったのか」(2024年1月19日配信)
昨年12月、松本人志氏に関する性加害疑惑の報道が大きな波紋を呼びました。ともに松本氏と面識のあるふたりが、報道への所感や、近年芸能界で多発している「性」の問題、また芸能界の権力関係など、さまざまな視点からこの騒動を語り合います。単に一個人の問題に還元するのではなく、問題の源泉となる「構造」とは何かを探ります。
《4位》垂秀夫「駐中国大使、かく戦えり」(2024年1月9日配信)
「中国が最も恐れる男」と呼ばれる外交官・垂秀夫氏。「言うべきことはハッキリと言う」ことを重要なスタンスとする垂氏が、1989年の天安門事件発生直後のエピソードや、習近平と初めて対面した時のエピソードなど、現場の最前線で得た経験を語りつくす、臨場感と熱意に満ちた原稿です。続編にも期待が尽きません。
《5位》小泉今日子×有働由美子「60歳定年だと思って、その先は白紙にしています」(2024年1月9日配信)
小泉今日子さんは現在、株式会社「明後日」の代表のほか、プロデューサー、女優、俳優とさまざまな顔での活躍を見せています。そんな小泉さんが有働さんとの対談の中で、仕事を選ぶ基準や自身の「アイドル」論、また近年の芸能界の問題までを縦横無尽に語ります。「死を考えることが大好き」という意外な一面も興味深いです。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル