「初めて訪れた海外が、15歳のときのカナダだった」という脳科学者・茂木健一郎さん。そのときの経験が脳科学者としてのキャリアにも繋がっている、と語っています。
人生を決定づけたカナダを再び訪れたら、一体何が起こるのか?
今回は茂木さんが、アルバータ州の「カルガリー」を旅します。北米有数の世界都市へは、日本から直行便で9時間ほど。かつて1988年に冬季オリンピックが開催され、フィギュアスケーターの伊藤みどりさんやスピードスケーターの橋本聖子さんらが活躍し、日本人にもなじみ深い地名かもしれません。
あれから30年以上が経ち、カルガリーは美食やアートの溢れる地へと進化を遂げています。街を歩けば見たこともないような巨大アートに出くわし、カナダの雄大な自然で育てられたおいしいビーフに舌鼓を打ち、次々と出合う愉しみに思わず歩き過ぎるほど。贅沢な大人の修学旅行です。
また、当地はカウボーイの街としても有名で、毎年7月に「カルガリー・スタンピード」というロデオのイベントが開催されます。大草原に暮らすカウボーイたちによって始められ、100年以上にわたり続く人気の祭典です。いまや世界中から100万人以上が集まり、2017年には高円宮妃久子さまの三女である守谷絢子さんが会場を訪れました。茂木さんはカウボーイハットの老舗店や、カウボーイ&カウガールが集うレストランを巡りながら、伝統的なウエスタン文化に触れていきます。
※2024年8月末に「カナディアン・ロッキー編」を公開予定。カルガリーからロッキー山脈へ向かいます
協力=カナダ観光局、アルバータ州観光公社、カルガリー市観光局、ウエストジェット航空
source : 文藝春秋 メディア事業局