【80年の節目に「戦後」を考える】

【80年の節目に「戦後」を考える】

(後編)歴史の“物語化”は悪なのか?徹底議論|古代に着目し、中世をキャンセル…明治維新で必要だった“物語の利用”|国民の物語は安全装置…with物語の発想を【辻田真佐憲】

辻田 真佐憲 近現代史研究者
村井 弦 文藝春秋PLUS編集長
昭和史

 

〈番組概要〉
 独自の視点で歴史を紐解く番組「+HISTORY」。今回のゲストは、近現代史研究者の辻田真佐憲さんです。アメリカの博物館の展示内容や、明治以降建立された神武天皇像の特徴から日米の戦前におこなわれた「歴史の物語化」をテーマにご解説いただきます。歴史の物語化は悪なのか、そもそも歴史は科学なのか。辻田さんのお考えを伺いました。

〈ゲスト〉
・辻田真佐憲|評論家・近現代史研究者
1984年、大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。単著に『ルポ 国威発揚』(中央公論新社)、『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』(文春新書)、『大本営発表』(幻冬舎新書)、共著に『教養としての歴史問題』(東洋経済新報社)、『新プロパガンダ論』(ゲンロン)、監修書に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、共編書に『文藝春秋が見た戦争と日本人』(文藝春秋)などがある。

〈MC〉
・村井弦 |文藝春秋PLUS編集長
1988年、東京都稲城市出身。2011年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。2015年7月、「文藝春秋」編集部。2019年7月、「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャー。2021年7月、「週刊文春電子版」デスク。2024年7月から「電子版統括編集長」となり、2024年12月に映像メディア「文藝春秋PLUS」編集長に就任。
 

(聞き手=文藝春秋PLUS編集部・村井弦、後編23分)

source : 文藝春秋 PLUS動画

genre : 昭和史