〈番組概要〉
1つのテーマを分かりやすく読み解く「+ RONTEN」。今回のゲストは、ライターの磯部涼さんです。磯部さんは著書『令和元年のテロリズム』で、令和の幕開けに起こった5つの事件を取材し、そこから浮かび上がる現代社会の「風景」を読み解いています。
磯部さんが取り上げた事件の一つが、2019年(令和元年)7月に発生した京都アニメーション放火殺人事件です。今年1月には、1審で死刑判決を受けた青葉真司被告が、みずから控訴を取り下げ、死刑が確定。その後被告の弁護人が、取り下げを無効とするよう大阪高等裁判所に申し立てています。
青葉被告とはどのような人物だったのか。京アニ事件は、現代の日本社会に何を突きつけるのか――。磯部さんが取材を通じて感じた事件の背景について伺いました。
〈ゲスト〉
・磯部涼|ライター
1978年、千葉県生まれ。ラップミュージックやヒップホップに関わる若者たちを中心に、音楽と社会との関わりについて取材。川崎市を舞台にしたルポルタージュ『ルポ 川崎』(新潮文庫)が2018年に新潮ドキュメント賞の候補に選出される。他の著書に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版)、『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)など。
〈MC〉
・高橋郁也|文藝春秋PLUS編集部
1993年、神奈川県小田原市出身。2018年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。「文藝春秋」編集部を経て「文藝春秋PLUS」編集部に所属。
(聞き手=文藝春秋PLUS編集部・高橋郁也、全編32分)
source : 文藝春秋 PLUS動画