安倍外交団で見た世界一悲惨な建設現場・ウラジオストク

第2回

森 功 ノンフィクション作家

SCOOP!

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晩餐会で隣に座り、プーチン大統領と語り合った

 

■連載「大成建設の天皇、大いに語る」

第1回 社長・会長16年、古巣に対して異例の訴訟

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 安倍晋三は2006年9月の第一次政権と12年12月にスタートした第二次政権を合わせると、8年8カ月の長きにわたり、首相の座にいた。憲政史上最長の総理大臣として君臨した裏では、数多くの経済人がその地位を支えている。なかでも前大成建設会長の山内隆司(79)は、安倍にとって最も頼りになる財界人の1人だった。

 第二次政権で「地球儀を俯瞰する外交」と名付けて世界中を飛び回った安倍は、原子力発電所や鉄道、道路といったインフラの輸出を経済政策の柱に据えた。そこで日本の総合商社やゼネコンが重責を担う。大成の山内は政府の正式な外交ミッションで7回、ブラジルのリオ五輪閉幕式やトルコ・イスタンブールの海峡トンネル開通式といったイベントを含めると、実に11回も安倍に同行している。

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source : 文藝春秋 2025年12月号 安倍外交団で見た世界一悲惨な建設現場(ウラジオストク)

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