【MMTは日本で悪用された】

【MMTは日本で悪用された】

財政規律は「もう取り戻せない」?(前編)

小幡 績 経済学者
森永 康平 経済アナリスト
村井 弦 文藝春秋PLUS編集長
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〈番組概要〉

 1つのテーマを分かりやすく読み解く「+ RONTEN」。今回のテーマは「積極財政派 VS. 財政均衡派」。ゲストは慶応義塾大学教授の小幡績さん、経済アナリストの森永康平さんです。3月31日、国会で新年度予算案が可決されました。昨年10月の衆院選では「手取りを増やす」「103万円の壁撤廃」をスローガンに掲げた国民民主党が躍進し、継続的な物価上昇に苦しむ国民の支持を獲得した格好です。足元ではコメ価格の高騰が続くなど、日本経済・財政への関心は依然として高いままです。
 一方で “国の借金”とも表現される日本の国債発行残高は、今年度1129兆円にまで膨らむ見通しです。国民民主党の掲げた「103万円の壁」撤廃を巡っては財源不足が議論となりました。お二人に日本経済への“処方箋”を伺いました。

〈ゲスト〉
・小幡績|慶應義塾大学教授
 1967年千葉県生まれ。東京大学経済学部首席卒業後、旧大蔵省(現財務省)入省。ハーバード大学経済学研究科にて博士号取得(経済学)。一橋大学経済研究所専任講師を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。著書に『すべての経済はバブルに通じる』『アフターバブル-近代資本主義は延命できるか』『ハイブリッド・バブル-日本経済を追い込む国債暴落シナリオ-』『成長戦略のまやかし』『リフレはヤバい』などがある。

・森永康平|経済アナリスト
 1985年、埼玉県生まれ。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとして日本の中小型株式や新興国経済のリサーチ業務に従事。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾などアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立を経験し、事業責任者やCEOを歴任。​​その後2018年6月に金融教育ベンチャーの株式会社マネネを設立。現在は経済アナリストとして執筆や講演をしながら、AIベンチャーのCFOも兼任するなど、国内外複数のベンチャー企業の経営にも参画。日本証券アナリスト協会検定会員。経済産業省「物価高における流通業のあり方検討会」委員。

〈MC〉
・村井弦 |文藝春秋PLUS編集長
 1988年、東京都稲城市出身。2011年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。2015年7月、「文藝春秋」編集部。2019年7月、「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャー。2021年7月、「週刊文春電子版」デスク。2024年7月から「電子版統括編集長」となり、2024年12月に映像メディア「文藝春秋PLUS」編集長に就任。

source : 文藝春秋 PLUS動画

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