【金原ひとみが“性加害問題”小説を描く理由】

【金原ひとみが“性加害問題”小説を描く理由】

「YABUNONAKA ヤブノナカ」圧巻の1000枚|必然性によって生じた物語|加害者の視点には重要な点が隠れている|タイパの時代に読書する意味

村井 弦 文藝春秋PLUS編集長
ライフ 社会 読書

〈番組概要〉
 作家と本の世界を紐解く「+ BOOK TALK」。今回のゲストは作家の金原ひとみさんです。今年4月、出版界での性加害問題をテーマとした金原さんの最新作『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』が発売されました。被害者だけではなく加害者側の視点も描いた、多層的で多面的な小説に金原さんが込めた思いとは。文學界前編集長の丹羽健介さんとともに、金原さんにお話を伺いました。

〈ゲスト〉
・金原ひとみ|作家
 1983年、東京都生まれ。2003年に『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。04年に同作で芥川賞受賞。10年『TRIP TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞、22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞。

<MC>
・村井弦 |文藝春秋PLUS編集長
 1988年、東京都稲城市出身。2011年4月に株式会社文藝春秋に入社し、「週刊文春」編集部に配属。2015年7月、「文藝春秋」編集部。2019年7月、「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャー。2021年7月、「週刊文春電子版」デスク。2024年7月から「電子版統括編集長」となり、2024年12月に映像メディア「文藝春秋PLUS」編集長に就任。

・丹羽健介(にわけんすけ)|文學界前編集長
 1971年、東京都生まれ。1994年、文藝春秋入社。出版局第二文藝部、「週刊文春」編集部、「Title」編集部、出版局第一文藝部、「文學界」編集部などを経て、2019年7月~23年6月まで「文學界」編集長。現在、文藝出版局第一文藝部。

 

(聞き手=文藝春秋PLUS編集部・村井弦、文學界前編集長・丹羽健介、全編52分)

source : 文藝春秋 PLUS動画

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