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小室圭さん親子の止まらない“自己主張” なぜ私たちは「解決済み」文書に戸惑うのか

2019/01/31

「ありがとうございます」

 1月26日、秋篠宮家の長女・眞子さま(27)と次女・佳子さま(24)はお忍びで国立能楽堂へお出ましになり、「第38回 手話狂言・初春の会」を鑑賞された。

手話で挨拶をなさり、会場をあとにされた眞子さま

 眞子さまはダークブラウンのひざ丈ワンピースをお召しになり、パールのネックレスを合わせていらっしゃった。足元はミルクティー色のプラットフォーム(つま先のほうが少し厚底になっている)パンプスで、公務などの時より少し高めの約7センチヒールだった。同系色で合わせられたのだろうか、シンプルな長方形のベージュのクラッチバッグをお持ちになっていた。佳子さまは、紺のツイードワンピースをお召しになり、お二人とも、若さと品の良さの両方を表現されたようなファッションに身を包まれていた。

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「手話狂言・初春の会」を鑑賞された眞子さまと佳子さま ©吉田暁史/文藝春秋

 この日の眞子さまは落ち着いた笑みを浮かべられていた。お帰りになる際は、会場に居合わせた人々に対し、冒頭のように手話で挨拶をなさって堂々とお車に乗り込まれたのだった。

「解決済み」文書全文にわたる、自信に満ちあふれた筆致

 1月22日、小室圭さん(27)が公表した1枚の文書から大きな波紋が広がっている。母親である小室佳代さんと、元婚約者男性X氏との間の「金銭トラブル」について「解決済みの事柄であると理解してまいりました」と記された文書に対し、X氏は「トラブルは解決していない」と反論。今後は、双方の協議が重ねられることになりそうだ。

 この文書の特徴は、全文にわたる自信に満ちあふれた筆致だろう。私が思い出したのは、かつて圭さんが大学時代にアナウンススクールの履歴書に記入した“自己PR”の文面だった。

勤務先で取材に応じる小室圭さん ©JMPA

「国際社会に対する理解が人一倍ずば抜けていて、その理由は自身の生活環境にある。僕は高校までをインターナショナルスクールで過ごし、グローバル教育で評価の高い国際基督教大学に進学した。異なる文化に対し全くバイアスを持たず、適切にメッセージを発信できるのは僕にとってはごく自然なことであるものの、確かな一つの『スキル』であると自負している。無論、英語力は話すまでもない」

“自己主張”をためらわない。この流儀は、母・佳代さんから受け継がれたものなのではないかと私は思っている。