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4つのルールで簡単! スープ作家・有賀薫さんのおいしい「冷凍レスキュースープ」レシピ

2020/07/12
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レスキュースープ4つの法則

■RULE1 冷凍してもおいしい食材

食材には冷凍に向く食材とそうでないものがあります。「ねぎ」「きのこ」「トマト」は、解凍してもおいしく食べられ、さらにうまみも強いので、レスキュースープにうってつけです。冷凍に向かないのは水分や繊維の多い食品。豆腐や厚揚げがNGで油揚げがOKなのは水分量の違いです。繊維の多い芋類や根菜は食感が変わってしまいます。入れたいなら大ぶりに切るのではなく、小さく刻んで食感が気にならないようにするのがコツ。

 
 

■RULE2 1食ずつ長期保存が可能

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今回利用した容器は「ジップロック・スクリューロック」。しっかりと閉まるふたがついていて、においも移りません。持ち運びにも安心です。大きいサイズは500ml近くあるので、通常の味噌汁椀なら2人分たっぷり。スープを注いだら、ほこりが入らないようふたを上にかぶせてそのまま粗熱をとり、それからしっかりふたを閉めて冷凍庫へ。凍らせると容積が大きくなるので、スープを縁ギリギリまで入れず、8分目ぐらいまでにとどめます。

 
 

■RULE3 容器ごとレンジにかけられる

「ジップロック・スクリューロック」は、ふたをゆるめてずらし、そのままレンジで温めることができます。基本的には自然解凍してから温めると時間もかからず効率が良いと思います。冷凍から温める場合、大のほうで約7~9分。他の具材を追加する場合は、より大きめの器に移しかえるか、鍋に移して温めるのがおすすめです。お弁当などにも持っていけますが、念のためビニール袋などに入れて、逆さまにしないようにしましょう。

 

■RULE4 味変&追い具で飽きずに食べる

ご紹介するスープは作りやすいよう、シンプルな味付け、具材の種類も少なめにしてあります。冷凍すると食材の香りや食感が失われがちなので、カレー粉をはじめスパイスや梅干などで味や香りを変化させるとリフレッシュします。また、火の通りやすい葉物野菜や、あらかじめレンジなどで加熱しておいた根菜などの「追い具」をすればボリュームアップ。豆やパスタなど炭水化物なら一皿で十分な一食になり、洗い物も少なくて済みます。