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なぜこれをガチャガチャに?「謎ガチャ」ベスト50 血の歯、おならプー、指チョコ、LOVE体温計…

日本一のコレクターが選んだ昭和レトロ

2020/11/02
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30位「ビリヤードゲーム」

30位「ビリヤードゲーム」
30位「ビリヤードゲーム」

「映画『ハスラー』人気で登場。ビリヤード台は10cm×5cmくらい。ボールが発泡スチロールのように軽くて前に転がらず、ゲームとしては遊べなかった」86年、100円、コスモス製。

29位「どろぼう手帳」

29位「どろぼう手帳」

「3cmくらいのサイズで、中身は『大図解!! これがどろぼうだ!』と題されたイラスト。ちなみに書かれている泥棒の特徴は、『ハンチングをかぶっている』『5分刈りのギザギザ頭。10円玉ハゲ』『ぶしょうヒゲ』『大きなフロシキ』……。ちなみに泥棒を捕まえるためではなく、泥棒のための手帳だ。小さな手帳シリーズは人気商品で、『忍者手帳』などもある」79年、20円、今野産業製。

28位「ミニラジオ」

28位「ミニラジオ」

 

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28位「ミニラジオ」

「実際にラジオは聞けるが、ガチャ1台に入っているのは3つくらい。残りはすべてハズレのスーパーボールなど。多機能時計も流行っていたが子どもには手に入らない。100円で電化製品が当たると思うとウキウキしていた。ただ、ゲットしても粗悪ですぐに壊れてしまうことが多かった」88年、100円、コスモス製。

27位「コスモスチョロカー」

27位「コスモスチョロカー」

「当時、流行していたチョロQを“チョロカ―”として名前を変えただけ。バックさせて手を離すとバネの力で走り出すという原理も、大きさも同じ。スポーツカーやF1といったカッコイイ車が流行っていた時期なのに、なぜか『コスモス』のガチャガチャ集配トラックを商品化。ちなみに、数回動かすとバネが壊れてしまった」83年、50円・100円、コスモス製。

26位「たまごっち消し」

26位「たまごっち消し」

「1996年に女子高生を中心に大流行したタマゴ型の携帯育成ゲーム『たまごっち』を真似した消しゴムの塊。実寸だが、いつまでたっても育たない。『子どもに流行っているモノをガチャにする』のがガチャの歴史。流行り出すと数週間で製品化していた」90年代後半、100円、株式会社ユウ製。