30位「ビリヤードゲーム」
「映画『ハスラー』人気で登場。ビリヤード台は10cm×5cmくらい。ボールが発泡スチロールのように軽くて前に転がらず、ゲームとしては遊べなかった」86年、100円、コスモス製。
29位「どろぼう手帳」
「3cmくらいのサイズで、中身は『大図解!! これがどろぼうだ!』と題されたイラスト。ちなみに書かれている泥棒の特徴は、『ハンチングをかぶっている』『5分刈りのギザギザ頭。10円玉ハゲ』『ぶしょうヒゲ』『大きなフロシキ』……。ちなみに泥棒を捕まえるためではなく、泥棒のための手帳だ。小さな手帳シリーズは人気商品で、『忍者手帳』などもある」79年、20円、今野産業製。
28位「ミニラジオ」
「実際にラジオは聞けるが、ガチャ1台に入っているのは3つくらい。残りはすべてハズレのスーパーボールなど。多機能時計も流行っていたが子どもには手に入らない。100円で電化製品が当たると思うとウキウキしていた。ただ、ゲットしても粗悪ですぐに壊れてしまうことが多かった」88年、100円、コスモス製。
27位「コスモスチョロカー」
「当時、流行していたチョロQを“チョロカ―”として名前を変えただけ。バックさせて手を離すとバネの力で走り出すという原理も、大きさも同じ。スポーツカーやF1といったカッコイイ車が流行っていた時期なのに、なぜか『コスモス』のガチャガチャ集配トラックを商品化。ちなみに、数回動かすとバネが壊れてしまった」83年、50円・100円、コスモス製。
26位「たまごっち消し」
「1996年に女子高生を中心に大流行したタマゴ型の携帯育成ゲーム『たまごっち』を真似した消しゴムの塊。実寸だが、いつまでたっても育たない。『子どもに流行っているモノをガチャにする』のがガチャの歴史。流行り出すと数週間で製品化していた」90年代後半、100円、株式会社ユウ製。