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2万2000円の価格で売り出されるリメイク作品も……

 なお、リメイク版『ライブアライブ』はただフルプライスで販売するだけでなく、2万2000円のコレクターズエディション(限定版)も登場する。オリジナルのプラモデルやボードゲームまで付属する豪華仕様で、すっかり大人になった当時の子供たちの財布を狙っているのだろう。

リメイク版『ライブアライブ』。画像は任天堂公式サイトより。

 このゲームの対象層も、思い出の作品が素直な形でリメイクされること自体が嬉しいだろう。少し前までは過去のIP(タイトルやキャラクターなどの知的財産・版権を指す語)を復活させる際に、名前や設定を借りたスマホ向けのソーシャルゲーム(ガチャありの基本プレイ無料タイトル)になるケースもあったのだが、それは正直なところゲーマーにはあまり喜ばれない。

 買い切り型の懐かしいソフトが、改めて買い切り型でフルリメイクされるというのは、当たり前のように見えて貴重なことなのだ。

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時間が経つほど増す「過去の名作」の重み

 また、対象層以外のプレイヤーにとってもリメイクやリマスターは嬉しいものである。ゲームというものはゲーム機が新しくなるにつれて過去の作品は遊びづらくなる傾向にあるため、現在の若者が過去の有名作を遊ぶのが難しくなっているケースも少なくない。

 もちろん、超有名な作品は最新ゲーム機でも遊べる可能性は高いのだが、『ライブアライブ』あたりの「名前やストーリーはそこそこ有名だが、当時ものすごく売れたわけではないので遊んだ人はあまり多くない」なんてゲームは遊ぶチャンスが少ないのも事実である。