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 ちなみに、上に乗っている炒め野菜も、通常のカレーライスのトッピングにはない、カレーらーめんだけのもの。

 らーめんメニューのためだけに、野菜を炒めるという工程を加えている辺りにも、本気度を感じます。

しゃきしゃきの炒め野菜がまた美味しい

 ということで、すっかりカレーらーめん1杯目を堪能したところでちょっとブレーク。

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有料の「辛さ増し」と無料の「とび辛」は何が違う?

 みんなが気になるココイチ豆知識を。

 ココイチならではの味変を自由に楽しめる、二つの調味料。

甘さ増し用の「とろ~り甘くなるソース」と、辛さ増し用の「とび辛」

 まずは、卓上に置いてない場合もある「とろ~り甘くなるソース」ですが、お店の人に頼めば出してくれます。

 辛めが好きな人こそ、少しこのソースを足すことで、甘さと辛さが両立するオリジナルな味を作れます。

 そして、もう一つはココイチ名物の「とび辛」。

 ここで質問です。メニューにある有料の辛さ増しと、卓上の無料の「とび辛」の明確な違い、みなさんご存知でしょうか?

 実は元となるスパイスは両者ともに同じなのですが、有料版は、前もって油と混ぜ合わせた、言うならば辛味オイルを使用しているのです。

こちらが秘伝! 有料用の辛味オイル

(ここからはカレーマニアとしてちょっと真面目に解説を!)

 実は唐辛子などのスパイスの香りは油溶性なので、ソースにそのままかけるより、一度油に香りを移した方が風味が豊かになるのです。

 インド料理では熱した油にスパイスの香りを移すテンパリングという手法がありますし、イタリアンでオリーブオイルに唐辛子を漬けて辛味オイルにしたり、中華料理でラー油を作るのも同じ理由です。

 有料の辛味オイルには、しっかりと理由があるんです。

 とはいえ、辛味オイルをあまりに足しすぎると、カレー感が無くなってしまいます。なので、ココイチでは有料の辛さ増しは10倍までになっているのです。

 と、そこで登場するのが卓上の「とび辛」スパイス。

 有料辛味オイルで好きな辛さにした上に、卓上の「とび辛」で微調整、というのが一番美味しく食べられるコツなのでしょう。