鳥山明氏を直撃すると…
——伊能さんは集英社を辞めた後も、鳥山先生と仕事をする予定なのですか?
「すいません、何も言わないようにと言われているんです。『何かあったら集英社の広報を通してください』って言われました。僕は、軽口叩いて結構失敗してるんで……」
——伊能さんの新会社は「カプセルコーポレーション・トーキョー」だと思いますが、これは鳥山先生が名付けたのでしょうか?
「いやいや」
——伊能さんが考えた?
「そうですそうです。(自分は)『えーっ!』て言ったほうです」
集英社の広報部に対し、伊能氏の退社が事実かどうか、集英社とカプセルコーポレーション・トーキョーが今後「ドラゴンボール」にどのように関わっていくのかなどを細かく尋ねたが、書面でこう回答があった。
〈弊社では、社員の去就・業務内容について、また出版作品それぞれの権利関係について、公にしておりません〉
その後、改めて電話で「伊能昭夫が退社することは把握しております」と追加の回答が寄せられた。
超ビッグコンテンツをめぐって勃発した仁義なき戦い。集英社で今、何が起こっているのか――。
現在配信中の「週刊文春電子版」では、伊能氏の経歴と独立に至るまでの詳しい社内事情、「ドラゴンボール」に長く携わってきた伊能氏の人物像、カプセルコーポレーション・トーキョーが掲げている目的、初代担当編集者の鳥嶋和彦氏や集英社の堀内丸恵会長など関係者への直撃取材の様子、そして鳥山明氏との詳しい一問一答などを報じている。
「ドラゴンボール」“3兆円利権”をめぐり集英社VS鳥山明担当者のドッカンバトル勃発 部下2人を引き連れて8月末に独立
文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。