〈あらすじ〉

 ニューヨークで起業し、CEOとして大成功を収めたロミー(ニコール・キッドマン)は、舞台演出家の優しい夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)と2人の娘と、誰もが羨む暮らしを送っていた。彼女の一分の隙もない完璧な人生は、新人インターンのサミュエル(ハリス・ディキンソン)との出会いにより綻び始める。サミュエルはロミーが押さえつけている満たされない性的欲求を見抜き、挑発してくる。戸惑いと葛藤に激しく揺さぶられながらも、ロミーはいつしかサミュエルとの刺激的な駆け引きにのめり込んでいく。

〈解説〉

 性的幻想を抱く女性の姿を、女性視点で描く官能ドラマ。監督・脚本は『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』のハリナ・ライン。N・キッドマンが第81回ヴェネチア国際映画祭最優秀女優賞受賞。114分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆何だか、お約束通りの展開。ひたすらN・キッドマンの冷たい美貌を鑑賞するばかり。NYの街の様子、もっと見たかった。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆N・キッドマンらしい「おかしな高飛車女」は楽しめるが、描写がくどくて先が見え透く。毒や笑いが急所に命中しない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆夢のような人生を手に入れた純潔な熟女だけが得るエロスか。辱められる行為を贅沢に満喫するには相手の選別も不可欠。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆女性主体の欲望賛歌。少女漫画的な下世話さも装填し圧巻の怪力で攻める。『エマニュエル』が目指したのはこの地平?

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆90年代のセクシャルスリラーを再構築? としても甘い。現代ならこの様々な関係性の内面を深く掘り下げて欲しかった。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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配給:ハピネットファントム・スタジオ
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ベイビーガール(米)
3月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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