スパイ行為の疑いで中国当局に拘束されていたアステラス製薬社員が7月16日、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡された。このニュースに震撼した日本企業の経営層、中国駐在員は少なくない。中国で実刑判決を受けたら一体どうなるのか? そもそもなぜ拘束・逮捕されるのだろうか?
ここに、中国で壮絶な服役経験をした男がいる。台湾の活動家、李明哲氏(50)だ。民進党の元職員で、自身が外省人(国民党政権とともに台湾に移住した大陸出身者)二世だったことから中国の社会問題に関心を持つようになった。現地活動家と協力して政治犯の支援を行ったり、台湾の民主化の歴史をオンラインで中国人に教えたりしてきた。
李氏は2017年3月、現地での活動のために中国に入国したところで消息不明に。消息を絶って5日目に妻の李凈瑜氏が記者会見で状況を明らかにしたところ、中国側は国家安全上の問題で李氏を拘束していることを認めた。
同年11月、中国は李氏に国家政権転覆の有罪判決を下し、5年間の服役を命じた。この李氏に「中国の塀の中」と「共産党が考えていること」を聞いた。(聞き手 杉本りうこ・ジャーナリスト)
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