同級生交歓 新潟県立高田高等学校 昭和45年卒

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新潟県上越市 林泉寺(上杉謙信公御墓所)にて(撮影・深野未季)

(右から)
ジャズ音楽家 丸山繁雄
(前)元日本ケミコン代表取締役会長 内山郁夫
(後)医療法人社団喜修会石田眼科院長 石田誠夫
元ニコン常務執行役員 小坂庸雄
上越市長 小菅淳一
国立精神・神経医療研究センター名誉理事長 水澤英洋

 雁木の町並みを通り、蒼然たる高田城の堀端に母校はある。明治七年から星霜150年、幾多の歴史上の人材を輩出してきた。雅子皇后の祖父・小和田毅夫はかつての校長、父・恆も同窓生である。

 同級・郷党の鬼才と言えば先ず水澤。明日に疑問を残すのを潔しとしない探究の虫。東大医学部卒業後、神経内科医の第一人者となり、現在は国立精神・神経医療研究センター名誉理事長。

 小菅は東大法学部卒業。アフガニスタン、ヨルダン大使等を歴任。赴任地の危険を顧みず我が国の外交を支えた。2025年11月から上越市長の大任を担う。

 小坂は慶大工学部卒業後、ニコンに入社。急増するデジタルカメラ生産を海外展開させた。同社常務執行役員退任後は、「ふるさと上越ネットワーク」会長として故郷に恩返ししている。

 石田は順天堂大医学部を卒業後、聖路加国際病院眼科を経て郷里の生家・石田眼科を継承。同医院は創立110年を数える。「高田高校校友会会長」としても重責を果たす。

 内山は宇都宮大大学院工学研究科修了。日本ケミコンの技術・研究部門を経て同社社長、会長を歴任。「校友会東京支部長」として、石田と共に母校の発展に貢献する。

 早大文学部中退の私丸山の精神的彷徨は、からくもジャズ音楽に救われた。無能な私が成した仕事があるとすれば、ジャズ研究を学問の分野として認知させ、日本人ジャズ・マンとして初めて博士号を賜ったことであろうか。(丸山)

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source : 文藝春秋 2026年1月号

genre : ライフ ライフスタイル