(1)「朝の時間」をどのように使われていますか?
アメリカに移住して10年が経ちますが、基本的に朝の時間は運動に使っています。私は米国カリフォルニア州のメンロー・パークに6年住み、現在はその隣町のパロ・アルトに住んで4年になります。
2018年~2020年頃は、毎日朝4:30に起きて、30分で着替えて朝ごはんを食べ、5:00に車を出発させ、6:00にカリフォルニアのサーフィンのメッカ、サンタ・クルーズに到着して、6:30から8:00までサーフィンをしていました(サンタ・クルーズというのは、映画『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』の舞台になった街です)。晴れの日も、雨の日も、台風の日も、毎日です。波が無い日も、波が高い日も、毎日行っていました。北カリフォルニアの海は、太平洋といっても、アラスカから南下する寒流の影響で、夏でも水は冷たいです。ウェットスーツに身を包んで、毎日波に向かっていました。8:30にはサンタ・クルーズを出て、9:30にはオフィスで仕事を開始する、という生活を毎日していました。台風の日に海に出て、大怪我をしてから(頭を切って、手術して縫うことになりました。血だらけの頭をタオルでグルグル巻きにして、自分で運転して、スタンフォード大学病院の救急に駆け込みました)すぐ、新型コロナのパンデミックに入ったので、サーフィンから少し離れました。
趣味で続けていたブラジリアン柔術を本格的にやるようになり、これまた2020年から2024年まで、出張の日以外、毎日やっていました。その昔、大学理工学部にあった柔道部の主将をやっていましたので、柔道には親しんでいましたが、ブラジリアン柔術は社会人になってから日本で始めました。寝技中心なので、レスリングに近い競技です。
朝6:00に起きて、6:00から7:00まで仕事をします。メールをチェックして、返信できるものは全部してしまいます。7:00から8:00まで朝ごはんを食べて準備をし、8:30からサン・マテオの道場で、屈強なアメリカ人の仲間とひたすらスパーリングを1時間やります。だいたい5分を10本くらい。9:30には車に飛び乗って、10:00からオフィスでミーティングに出ていました。今では茶帯を持っています(柔道と違って、ブラジリアン柔術で茶帯を取るのはすごく大変です。足掛け10年くらいかかっています)。
サーフィンもブラジリアン柔術も、自分で創業した会社(Fracta)の社長(CEO)・会長時代の話です。2023年にFractaの会長職を離れ、2024年の夏に現在の会社Rhetoric AIを立ち上げると、また猛烈に忙しくなり、朝の時間を30分でも1時間でも節約しないと、仕事が回らなくなりました。
昨年からは、毎日1時間、10キロのランニングをしています。平日も週末も関係なく、毎日同じ時間に、毎日ひたすら走ります(これとは別に、週に2回ウエイト・トレーニングをやります)。一日も休みません。朝6:00に起きて、6:00から7:00まで仕事をします。メールをチェックして、返信できるものは全部してしまいます。7:00から8:00まで朝ごはんを食べて準備をし、8:00から9:00まで走る、という感じです。9:30には仕事をしています。

(2) (1)の日課を取り入れられたのは、いつからですか?
7年前くらいでしょうか。前の会社(Fracta)を栗田工業に売却したのが、2018年で、それまでは、会社が創業期でまだ安定しておらず、運動も不定期にしかできませんでした。2018年のM&Aを経て、ちょうど40歳を越えたことから、再度運動に目が向いたのです。
(3)「朝の時間」を過ごす上で、心がけられていることは何ですか?
朝の時間は基本的には運動、しかもかなり強度の高い運動をやってきました(この1年は、また新しい会社の創業期で、忙しすぎて、多少運動強度が低いランニングにはなりましたが)。
1時間~1時間半、一切メールもパソコンも見ない環境に身を置くようにしています。基本的な考え方としては、朝一番に、身体的に最も負荷の大きいことを終わらせてしまうということを意識しています。一つの間違いない達成感と一緒に仕事を始めるので、気分が良いです。
(4) (1)のように「朝の時間」を過ごすようになった、きっかけや理由を教えてください。
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