一枚の名画をのぞき込んでみると……

✓見えてきたのは「ヒナギク」
春の花ヒナギクの英語名はデイジー。学名は「Bellis perennis」で、ラテン語の「Bellus」(愛らしさ)がBellisの語源だという。これから暖かい季節がやってくることへの希望と、可憐なその美しさが合体したイメージだろう。日本にデイジーが入ってきたのは存外遅く、明治初期だというのでちょっと驚きだ。和名の「ひなぎく(雛菊)」から、当時の日本人がこの花を「菊の赤ちゃん」と見做したのがわかり、何やら微笑ましい。
春の目覚め

『春の再来』
1886年、油彩、214.6×127cm、ジョスリン美術館 / 写真提供 alamy/amanaimages
小さな花々がほころびはじめた早春の野に、春のニンフが再来した。
いや、逆だ。春のニンフが出現したことで長い冬は追い払われ、あたりは再びやわらかな春の空気に包まれたのだ。
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source : 文藝春秋 2026年4月号

