
創刊100周年の雑誌『文藝春秋』の名物コーナー「三人の卓子」。読者の皆様からの記事への感想を募集・掲載しています。このページの末尾にある入力フォームからも、ご投稿いただけます。
米国崩壊は世界の再生か
5月号の『〈東京極秘対談〉世界は終末を迎えているのか』(エマニュエル・トッド、ピーター・ティール)と『米国はカネと暴力と虚栄心だけ』(エマニュエル・トッド、伊藤貫)を読んだ。
アメリカ、イスラエルのイラン攻撃がはじまってから1か月以上経った。トランプ大統領は「文明が滅びる」「石器時代に戻す」など、大国のリーダーとは思えない発言を繰り返している。イスラエルはともかく、米国がなぜここまでイラン攻撃に拘るのか。理解に苦しむところであり、王さま気分のトランプ、ネタニヤフの甘言などいろいろ報道されていたが、納得できなかった。
そんな中で、トッド氏の「イラン攻撃は目くらまし(陽動作戦)」という指摘に驚いた。ベネズエラ、イランへの攻撃は米国の二つの敗北を政治的に処理するための陽動作戦であるという説明は、大きく腹に落ちた。
ただ、そのような思惑があったとしても、イラク国民をあれだけ犠牲にし、石油をはじめ世界経済に多大な損失を与えることは、とても許されることではない。トッド氏曰く、トランプは認知症になりかけているようなので、罷免されるべきではないか。米国の崩壊が世界の終わりであると同時に、世界の再生となることを期待したい。
(新潟県 佐藤浩郎)
がんとの向き合い方
5月号『がんで生まれ変わった10人 短期集中連載【後編】』(稲泉連)を、前編と共に、注意深く読んだ。どの方々も、冷静にがんと向き合い、自己の体調に苦しみながらも、真剣に乗り越えてこられた姿に、感動を覚える。
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source : 文藝春秋 2026年6月号

