胆道は、胆汁という消化液を肝臓から十二指腸へ送る通り道のこと。胆汁を溜める「胆のう」、肝臓の中から外へと続く「胆管」、胆管の出口の「十二指腸乳頭」からなる。
「胆道のことは消化器内科でも胆膵専門医でないとわからないことが結構多いです。胆道がんと一口に言っても、胆のうがん、肝内胆管がんと肝外胆管がん、十二指腸乳頭部がんでキャラクターが全然違いますし」と伊佐山医師は語る。

5年生存率は膵臓がんに次ぐワースト2だが、進行がんで見つかると膵臓がんより治療が難しい。一方で早期発見すれば、膵臓がんより再発率が低く、根治の可能性もある。
つまり、早期発見の意義が大きながんだと言える。
早期発見の手がかりに、血液検査がある。順天堂大学・冨嶋享准教授らの研究で、胆道系酵素のALPやγ-GTP、肝臓系酵素のASTやALTが胆道がんの初期から上がってくることがわかってきたという。
「数値だけで『脂肪肝だからお酒に気をつけて』と決めつけて検査しない医師がいると思いますが、最低でも腹部超音波検査はしてほしい。できれば医師に『MRIを撮ってください』『MRIを撮れる施設に紹介してください』と言ってくれると、早期発見の可能性が高まります」
実際、肝内胆管がんと胆のうがんで早期発見された患者は、健康診断や人間ドックのオプションで行った腹部超音波検査で腫瘍が見つかったケースが多いという。
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