日本の顔 原研哉

原 研哉 デザイナー
エンタメ アート
画像1
 
原研哉(はらけんや・デザイナー)

「直感で跳んで、論理で着地する」

 理想のデザインの在り方をそう表現する原研哉(62)。「無印良品」をはじめ、企業や商業施設のブランドビジュアルを数多く手掛ける。「技術」ではなく「理」からデザインを導く。シャープペンシルで描く線は、思考の輪郭を浮かび上がらせる影のようだ。著作も数多い。

「デザイナーなのに、なぜ書く仕事をするのかと言われますが、デザインというのは、物事の本質を見つめて可視化すること。哲学者こそデザインをするべきです」

 思索的な風情からは想像できない一面もある。訪れた国や展覧会で気分が高揚すると、ひょいと跳び上がり、その姿を記念に撮り溜めているという。密着したある日は21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会最終日。

 ちょっと跳んでいただけますか―。原はそんな無茶な注文を面白がってくれた。直感と論理。相反する能力を行き来して躍動し続ける理由を、垣間見る思いがした。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
今だけ年額プラン50%OFF!

キャンペーン終了まで時間

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

オススメ! 期間限定

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

450円/月

定価10,800円のところ、
2025/1/6㊊正午まで初年度5,400円
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2020年12月号

genre : エンタメ アート