◆再生可能エネルギーの思わぬ死角
文藝春秋digitalは、2月14日(月)19時〜、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹である杉山大志さんと、月刊「文藝春秋」編集長の新谷学によるオンライン対談イベント「中国依存の脱炭素は愚かだ」を開催しました。
《動画はこの記事のいちばん下にあります》
2月10日に発売となった「文藝春秋」3月号で、杉山さんは欧米に追随して脱炭素へと邁進する日本に警鐘を鳴らし、そこに知られざる“チャイナリスク”があることを指摘しています。
日本の他、先進国が軒並み「2050年までにCO2ゼロ」を掲げるのに対して、中国は「2030年までCO2等を増やし続ける」という計画を変えませんでした。再生可能エネルギーを中心とする発電体制への転換には莫大なコストがかかり、上昇した電気料金によって家計への負担が増えることが予測されています。
一方、中国は太陽光発電の“心臓部”である結晶シリコン生産に一日の長があり、「グリーン銘柄」に必要不可欠な素材であるレアアースの最大の輸出国の一つでもあります。経済安全保障、軍事など多岐に渡って、中国依存の脱炭素には危険が潜んでいるのかもしれません。
昨今のトレンドでもあるEVで使用する蓄電池の生産には多くの電力が必要であり、生産時にかなりの量の二酸化炭素を排出するというジレンマもあります。はたして日本にとって「脱炭素」は“自滅への道”なのでしょうか。月刊「文藝春秋」最新号の3月号と併せてご覧ください。
当日リアルタイムでイベントをご覧になれない方も、アーカイブ動画の配信があります。本記事の有料部分にアップしますので、何度でもご覧いただけます。
◆問い合わせ先
文藝春秋編集部
メール:mbunshun@bunshun.co.jp
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source : 文藝春秋