《文芸最前線》三誌編集長の本音座談会 第166回芥川賞・直木賞に迫る!『文藝春秋』新谷学×『オール讀物』川田未穂×『文學界』丹羽健介

《文芸最前線》三誌編集長の本音座談会 第166回芥川賞・直木賞に迫る!『文藝春秋』新谷学×『オール讀物』川田未穂×『文學界』丹羽健介

新谷 学 (株)文藝春秋 取締役 文藝春秋総局長
川田 未穂 「オール讀物」編集長
丹羽 健介 「文學界」編集長
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 2022年1月19日(水)、第166回芥川龍之介賞/直木三十五賞の選考委員会が都内にて開催されました。第166回芥川賞は砂川文次さんの「ブラックボックス」、第166回直木賞は今村翔吾さんの『塞王(さいおう)の楯(たて)』と米澤穂信さんの『黒牢城(こくろうじょう)』が、それぞれ受賞作に決まりました。「文藝春秋digital」では芥川賞・直木賞とゆかりのある『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』の三誌編集長(新谷学、川田未穂、丹羽健介)による座談会動画を会員の皆様に向けて配信しました。

 《動画はこの記事のいちばん下にあります》

 芥川賞、直木賞の知られざる歴史から選考委員会の舞台裏まで、各誌編集長が“本音”で語り合います。芥川賞受賞作と直木賞受賞作の違い、「純文学」とは何か、あるいは掲載作品の受賞を狙う文芸誌編集長の思いなど、話題は多岐に渡りました。

 2月10日に発売された『文藝春秋 2022年3月号』には、砂川文次さんの「ブラックボックス」が選考委員(小川洋子さん、奥泉光さん、川上弘美さん、島田雅彦さん、平野啓一郎さん、堀江敏幸さん、松浦寿輝さん、山田詠美さん、吉田修一さん)による選評とともに全文掲載されています(※文藝春秋digitalに作品全文は掲載されていません)。

 2月22日に発売された『オール讀物2022年3・4月合併号』では、第166回直木賞受賞作である今村翔吾さんの『塞王の楯』と米澤穂信さんの『黒牢城』それぞれの序章に加えて、今村さん米澤さんお二人の特別書き下ろし「山茶花の人」「供米」と自伝エッセイがそれぞれ掲載されています。選考委員(浅田次郎さん、伊集院静さん、角田光代さん、北方謙三さん、桐野夏生さん、髙村薫さん、林真理子さん、三浦しをんさん、宮部みゆきさん)による選評のほか、特別対談や座談会も収録しています。さらに宮城谷昌光さん、石田衣良さん、山本一力さんをはじめとする直木賞作家の読切や、馳星周さん、澤田瞳子さんの新連載もスタートしました。

 2月7日に発売された『文學界』では、砂川文次さんによる芥川賞受賞第一作「99のブループリント」が掲載されています。矢野利裕さんによる「ブラックボックス」論のほか、過去に芥川賞を受賞した綿矢りささんや高橋弘希さんによる連載も収録されています。

 有料会員の方は本ページ下部より、三誌編集長座談会の模様を収録した動画をご覧いただけます。各誌と併せてお楽しみください。

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 ◆新谷学(しんたに・まなぶ)プロフィール

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 …「文藝春秋」編集長。1964年、東京都出身。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1989年文藝春秋に入社。「スポーツ・グラフィック ナンバー」編集部、「週刊文春」編集部、月刊「文藝春秋」編集部などを経て、2011年ノンフィクション局第一部部長、2012年4月「週刊文春」編集長。6年間、同誌編集長を務めた後、2018年より週刊文春編集局長として新しいビジネスモデル構築に従事。2020年8月より執行役員。2021年7月より「文藝春秋」編集長に就任(執行役員兼務)。著書に『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)がある。

 ◆川田未穂(かわた・みほ)プロフィール

川田写真Ⓒ文藝春秋
 

 
…「オール讀物」編集長。早稲田大学人間科学部スポーツ科学学科卒。1995年入社、「週刊文春」「Number」「Title」などの取材・編集現場を経て、2003年以降、文芸部門の編集者に。主にエンタメ分野で馳星周『少年と犬』、川越宗一『熱源』、大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』などの直木賞受賞作ほか担当多数。2020年9月より現職。

 ◆丹羽健介(にわ・けんすけ)プロフィール
…「文學界」編集長。1971年、東京都出身。東京大学フランス文学科卒。1994年、文藝春秋入社。出版局第二文藝部、「週刊文春」編集部、「Title」編集部、出版局第一文藝部、「文學界」編集部などを経て、2019年7月より現職。

 

◆フル動画「《文芸最前線》第166回芥川賞・直木賞に迫る! 『文藝春秋』『オール讀物』『文學界』三誌編集長の本音座談会」

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source : 文藝春秋

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