『祇園囃子』『女は二度生まれる』など、戦後の日本映画を代表する女優・若尾文子（89）。10年ほど前から同じマンションに住む、テレビプロデューサーの石井ふく子氏（96）が、長年の交流を語る。
建築家だったご主人の黒川紀章さんと平成19年に死別された若尾文子さんは、住んでいたマンションが独り暮らしには広すぎるので、郊外へお引っ越しを考えていました。そこで私が、「遠いところへ行くのはダメ。みんないるから来て」とお誘いしたのです。
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source : 文藝春秋 2023年1月号
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