コロナ後の航空業界を考える

新書時評

武田 徹 評論家・専修大学教授
エンタメ 読書
評論家・専修大学教授の武田徹さんが、オススメの新書3冊を紹介します。

 新型コロナウイルスの感染拡大は経済に悪影響を及ぼしているが、中でも深刻なのが航空業界だ。各国で移動が制限された結果、世界各地で運航された航空便は4月上旬時点で昨年比約8割減。当然、巨額の収益減が予想される。

 今後、航空業界はどうなってゆくのか。未来を占うにはその実態を知る必要がある。渋武容(しぶたけひろし)『日本の航空産業』(中公新書)では、第2次大戦後に旅客機開発にしのぎを削るようになった世界の航空産業の動向や、航空機開発が禁じられた占領期の逆境からスタートして国産機YS-11を生み出し、今は地域の航空需要に応えるリージョナルジェットの開発に挑戦中の日本の航空産業が紹介される。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2020年7月号

genre : エンタメ 読書