良識のブレーキを
2月号に掲載された『「桜を見る会」と堕ちた官僚たち』を読みました。
文中では、政府のある高級官僚の言葉が紹介されていた。
「公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いがあるという前に、17台もバスを仕立てて税金で政治活動をする。普通の感覚で見て、汚職です。総理大臣という職を汚している」
全くその通りだと思う。
総理の思うままの、私物化と捉えられても仕方がないと言えるような状況が活写されていて、「やっぱりか……」と改めて認識した。
年を追うごとに招待者が増加し、総費用も当初の予算を大幅に上回った。2014年には3000万円余であったものが、2019年には予算の3倍以上の5500万円余になったという。
ましてや、招待にあたり総理推薦枠なるものが存在し、総理の地元や選挙区から多数の参加者を募った……と。
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source : 文藝春秋 2020年3月号