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電子版会員1万人突破! おさむさんに感謝です

編集長ニュースレター vol.24

新谷 学 (株)文藝春秋 取締役 文藝春秋総局長
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 いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

「文藝春秋 電子版」の会員が、昨年12月のローンチから、5カ月足らずで1万人を突破しました!

 誰よりも先に、読者の皆さんに心から感謝申し上げます。

 そして次に感謝したいのが、放送作家の鈴木おさむさんです。

 おさむさんには、「文藝春秋」創刊100周年の記念すべき2023年新年特大号で、小説「20160118」を執筆していただきました。

 私がつけたサブタイトルは「SMAPのいちばん長い日」。

 2016年1月18日、おさむさんが担当していた人気バラエティー番組「SMAP×SMAP」で、メンバーによるいわゆる“公開謝罪”が生放送されました。小説「20160118」は、その日のドキュメントがモチーフです。

 反響は爆発的でした。この小説がきっかけで「文藝春秋 電子版」の会員になってくれた方は1800人を超え、会員獲得ランキング第1位です。

 4月13日には、私のオンライン新番組「編集長が聞く!」第2回ゲストに、おさむさんをお招きしました。

「渦中の人物に生で本音を聞く」のがモットーの番組ですが、おさむさんは執筆の経緯をこう振り返りました。

「新谷さんから『相談がある』という連絡をもらって、その時点で嫌な予感がしたんですが(笑)、食事をしながら話をしたら、文藝春秋創刊100周年記念号でSMAPの謝罪放送から解散に至るまでのことを書いてもらえないかと。

 最初は『何を言っているんだ、この人は?』と。普通の人だったらすぐに断る話ですよ。

 でも、自分の中でふつふつしているものがあって。僕はSMAPと仕事をしてきて学んだことを、どこかで小説にしたいという思いは以前からあったんです」

 おさむさん、本当にありがとうございます!

 しかもこのオンライン番組では、SMAPの草創期からのエピソード、とりわけ様々なトラブルについて振り返る中で、こんなサプライズ発言まで飛び出したのです。

「そういう事件を乗り越えて、筋力を付けて、巨大化して、さらに国民を魅了していく。SMAPの物語はその繰り返しです。ある意味、青春というか、キラキラしているんです。そういう青春期の彼らの話を書けないかなと」

 小説「20160118」を目当てに電子版の会員になり、すでに退会してしまった皆さんに朗報です。次回作あります! ぜひお早目にお戻りください。

 このオンライン番組の後、おさむさんと食事に行きました。原稿を依頼した時には担々麺の味がまったくしなくて、その後プレッシャーから体調を崩されたそうですが、この日の焼肉の食べっぷり、サワーの飲みっぷりから、すっかりお元気になったように感じられ、ホッとしました。

 文藝春秋編集長 新谷学

source : 文藝春秋 電子版オリジナル

genre : エンタメ ウェビナー 芸能