パンダを抱きしめるpanda huggerと呼ばれる米国の対中ハト派の研究者や専門家の中に、パンダを強打するpanda sluggerの対中タカ派へと転向する人々(panda hugger convert)が次々と出始めている。
中国研究の第一人者であるデイビッド・シャンボー(ジョージ・ワシントン大学教授)もその1人である。先月、「ウォールストリート・ジャーナル」に投稿した論考は、大きな反響を呼んだ。
見出しは「迫り来る中国墜落」。
論旨は以下の通りである。
ここ30年以上、世界は中国の台頭に目を奪われてきたが、いま中国で起こりつつあるのは墜落現象である。
ただ、それは直ちに中国の全面的崩壊をもたらすのではない。むしろその過程は長期にわたり、支離滅裂で、暴力的な性格を帯びるであろう。
すでに、中国の権力エリートは家族や資産を米国はじめ世界に逃がし始めている。自分の国の将来に見切りを付けつつある動きと見てよい。
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source : 文藝春秋 2015年5月号