手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!
★解散で浮ついたのは政治家だけか
思わず噴き出した。
読売が6月11日朝刊の一面トップに掲げた記事だ。見出しに「解散時期 探る首相」「『月内』『今秋』両にらみ」とあるから、衆院解散の展望記事だと分かるが、この際それはどうでもいい。それほど、冒頭の肉声が面白過ぎる。
「いつやってもいいと思ってるんです」。これがなんと、岸田文雄首相が自民党執行部の一人に打ち明けた「ひそかな覚悟」だそうな。
本当だとすれば、首相の臆面のなさとその破壊力には息を呑む。解散の時期を巡る切った張ったの報道合戦など、根底から無意味化する衝撃発言ではないか。
肉声の紹介はなお続く。「選挙は早くても遅くても意味がある」。首相はそう周囲に強調するという。
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source : 文藝春秋 2023年8月号