勝機は小をもって大を制する「非対称作戦」にしかない
1月13日の台湾総統選挙で、かつて「実務的台湾独立工作者」を自称した民進党副総統の頼清徳が勝利しました。
当然、中国は、独立志向の頼清徳の総統就任を歓迎していません。中国共産党の目下の目標は、総統による「台湾独立宣言」を防ぐことにあるからです。
5月20日の総統就任式まで、中国が台湾に、経済的、外交的、軍事的な、さまざまな圧力を加えてくることが予想されます。
1月15日に南太平洋の島国ナウルに台湾との断交を発表させたことも、そうした圧力の一つです。
軍事的には、台湾海峡への軍用機、軍艦などの出動回数を増やしたり、台湾の領空内、領海内に侵入したり、台湾周辺で軍事演習を行なったりする恐れもある。
台湾人が「一国二制度による平和統一」を支持することはないし、一方で中国も「永遠の現状維持」は絶対に受け入れません。ですから、中国が「武力統一」に踏み切ろうとするのも、時間の問題です。
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source : 文藝春秋 2024年4月号