「文藝春秋 電子版」は、日本の政局や国際情勢の話題から、流行の小説・映画まで、幅広いジャンルの記事やオンライン番組を配信しています。今回は「文藝春秋 電子版」の記事の中でも、3月にもっとも読まれた5本の記事を紹介します。(編集部・若林良)
《1位》鈴木おさむ「小説『くじけずにがんばりましょう』」(2024年3月7日配信)
『20160118』『0909』に続く「小説SMAP」の第3弾は、東日本大震災の当日から始まります。メンバーたちは、未曾有の災害を前に自分たちの無力さを感じつつも、3月21日に生放送ライブを行うことを決意。放送のなかで歌とともに、5人が口にした言葉とは……。人の苦難に寄り添う優しさと、前を向き続ける力づよさにあふれた小説です。
《2位》福島雅典「コロナワクチン後遺症の真実」(2024年3月7日配信)
コロナワクチンの後遺症で、少なくとも万単位の人が苦しむことになったと、京都大学名誉教授の福島雅典さんは語ります。後遺症の理由は何か。具体的にはどのような疾患があるのか。実際に症状が現れたら、どのように対処すればいいか。その詳細を解説した記事が大きな反響を呼びました。
《3位》赤石晋一郎「松本人志はなぜテレビを支配できたか」(2024年3月7日配信)
長年、テレビ界の王者として君臨してきた松本人志氏。では、松本氏、および吉本興業の「テレビ支配」はどのように生まれ、現在までにどのような変遷をたどってきたのか。『4時ですよ~だ』『笑っていいとも!』など、時代を彩った番組でのエピソードや、吉本前会長の大崎洋氏によるプロデュースの影響など、その歴史を丹念にたどっていきます。
《4位》マイク・ポンぺオ「米国の視点 金正恩は習近平に支配されている」(2024年3月7日配信)
トランプ政権でCIA長官などを歴任し、将来の大統領候補とも目されるマイク・ポンぺオ氏。とりわけ東アジアの地政学的情勢には精通しており、本記事では中国の独裁体制が生まれた背景、習近平や金正恩と会った時のエピソード、日米同盟の意義などを前国家安全保障局長・北村滋氏にざっくばらんに語りました。
《5位》【フル動画】東浩紀×松竹伸幸「訂正できない共産党」(2024年3月8日ウェビナー配信)
今年1月、田村智子氏が新委員長に就任し、“初の女性党首の誕生”が話題になった日本共産党。しかし東浩紀氏は、党員投票による党首選挙の実施を求めたベテラン党員・松竹伸幸さんの除名を党が早々に決めたことに触れ、共産党が「訂正できない」体制にあると語ります。なぜそのような体制が生まれたのか。東氏と松竹氏が考える本ウェビナーは、組織論としても示唆の深い内容です。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル