▶︎岸田首相は非常にまずい辞め方だった
▶小泉、小林の40代はチャンス。長老支配を打破できるか
▶2大資産「平和・コンテンツ」を後押しせよ
9月27日の自民党総裁選を経て、日本に新たなリーダーが誕生する。テロや戦争が相次ぎ、各国の「正義」が角逐するこの時代に、我々はどのような国を目指すべきか。8月15日、79回目の終戦記念日に、軽井沢の地で現代の叡智2人が語り合った。
東 昨日(8月14日)、岸田文雄総理が総裁選への不出馬を表明しました。突然の発表でしたね。
御厨 非常にまずい辞め方だと思いました。「政治とカネの問題の責任を取る」と説明しましたが、なぜ今なのか。5年で43兆円への防衛費増額や原発再稼働などの業績を誇らしげに列挙し、今後の政策課題にも言及して、“退却”の演説には聞こえませんでした。おそらく、本当は辞めたくないのだけれど、不出馬に追い込まれたのでしょう。「引きずり下ろされる状況にはなりたくない」という心労の中で、意欲が折れてしまったのかも知れない。
東 岸田さんの不出馬表明後、総裁選立候補に向けた動きが一気に活発化しました。御厨さんは誰が勝つと見ていますか?
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source : 文藝春秋 2024年10月号