「地球の反対側から来た人にしては頑張ってるよね」
「ウェールズ語のアクセントは全然ダメだけど……」
私の歌を聞かせられて、テレビのインタビューに答えた小学生の感想だ。
英国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの「国」からなる。今年、ウェールズ自治政府は「ウェールズ&日本2025」と銘打って一年を通じて日本関係の行事を執り行うと決めた。
その開幕式典がウェールズのカーディフであり、出席にあたりウェールズへの敬意と親愛の情を前もって伝えたいと考えた。ヒントは1ヶ月前に会ったウェールズ首席大臣のモーガン氏との会話にあった。
2019年のラグビーW杯で訪日したウェールズ・ナショナルチームを、地元、北九州市の皆さんがウェールズ「国歌」で歓迎し、その様子が英国で放映され、ウェールズの人々が心から感動したというのである。

それを自分もXでやってみようと考えた。大使館の広報担当者がウェールズ「国歌」を練習できる動画を探し出してくれたが、まず音程を取るのに苦労した。英語とは全く違うウェールズ語の発音には更に苦戦した。懸命な練習の結果、なんとか動画に収められる程度には上達した。
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source : 文藝春秋 2025年5月号