9位 亀(江口のりこ)
頼朝が安房国で出会い、政子に内緒で連れ帰った愛妾・亀。頼朝の寵愛を受け、身分は低くとも、持ち前の知力としたたかさで道を切り開いていく女性を、注目の女優・江口のりこが存在感たっぷりに演じています。回を重ねるごとにヒートアップする、政子をはじめとする頼朝の周囲にいる女性たちのバトルも必見です。
「なんというか、アクの強さは随一ですね。いろいろちょこまか余計なことばかりするのに、憎めない。好きです。もっと活躍してほしいと思わせるキャラクターです。それにしても、三谷幸喜は天才ですね。大河は難しくて好かない私でも、面白くて毎回見てしまいます。三谷マジック」(42・女性)
「江口のりこさんの演技が素晴らしい。史実の亀さんがこのような女性であったら楽しかったことでしょう。毎回、登場を楽しみにして見ています」(57・女性)
「『チョイ役に随分と豪華なキャスティングだな』と思っていたら、まさかのレギュラーキャラ。江口のりこさんの演技と相まって主要人物ではないのに存在感のある含みを持ったキャラになっていて、今後もどこまで余計なことをして引っ掻き回してくれるのか、果たして歴史的にどんな意味のあった人物なのかこれからの行動が気になる」(57・男性)
「頭が良く強かさを感じさせる素敵な配役だと思いました」(40・男性)
「源平盛衰記というよりも、過激なホームドラマの様相を呈する番組の中で、とぼけて屈託のない現代的な女性像として好感が持てる。嫌味なところがあるが、言動には共感が持てる。好きだなー、こういう女性は」(74・男性)
「佐殿と一緒にいるところを八重に見せつけるしたたかさがたまらない」(61・女性)
「やはり、あの独特の能面表情に魅力を感じる。日陰の身でありながら、しっかりと策を練って奥方等の女性陣を操る策士キャラにあっぱれな役者と改めて感心している」(63・男性)
「江口のりこさんが大好きです。のちに政子と一番敵対したと聞きました。歴史上は、とても美人だと聞きましたが、それ以上の魅力ある江口さんが素敵です。一目で頼朝に見初められた亀さん、すごいです。亀さんは、とても頭が良かったとか。ぴったりです」(70・女性)
「毒々しい色気(?)がすごい」(60・男性)
8位 上総広常(佐藤浩市)
坂東武士団の中で、2万騎ともいえる大軍を率いて、鎌倉幕府の成立に大きく貢献した有力者。無骨ながらも天然なキャラクターで人々を惹きつけますが、御家人たちの反発を抑えるために行われた粛清で命を奪われることに……。佐藤浩市が演じる上総広常の壮絶な最期は、SNS上で「上総介ロス」を巻き起こしました。
「最初の登場から喧嘩が強そうキャラが出ていて魅力的だった。同時代に生きていたら友達になりたいと思っただろう」(52・男)
「平安末期~鎌倉時代初期の武士って、実際はこんなんだったろうな~と思わせるずるさと荒々しさ」(51・女性)
「何をしでかすかわからないべらんめえ調で強い人物のようだけれど、時折感じられる繊細さが気になって目が離せない人物」(59・女性)
「強面で粗野な坂東武者だが、男気もあり、文字を習ったりする可愛げもあり、愛されキャラです」(60・女性)
「関東武士らしく無骨で男らしい。だが、ちょっと天然が入っている? と思うような所がおちゃめで気に入っている」(64・女性)
「何を考えているのか解らない、ミステリアスで危険な香りがするから」(48・女性)
「義時が味方になってほしいとの場面での上総が印象的でした。佐藤浩市さんが演じられているせいか、すごく勇ましい武将と思えます。頼朝を『武衛』と言った場面は面白かったです」(43・女性)
「全体的に上品(に見える)武家社会の中で、唯一粗暴で荒々しく、知的さより腕っ節で勝負している雰囲気が素晴らしい。微妙な痩せ方や目つき」(45・男性)
「いい意味でコントみたいなこの大河ドラマ。その中で、東映の実録やくざ映画の中のキャラみたいな佐藤浩市の凄みが展開を引き締める。暴力的言動、昼間から酒ばかり喰らってる無頼漢。大阪の十三か京橋にいそう」(59・男性)
「これまた濃い演技をする役者で、坂東武者が体現されており、いかにもこのような人物だったかのような錯覚を起こさせてくれる」(74・男性)