「まるで女王」前事務所にはそう皮肉る関係者も…
「それだけに今回の移籍は『後ろ足で砂をかけるようだ』と怒っている人もいますよ。彼女の将来を考えると移籍はプラスだという人がいる一方で、怒りの声を上げている人たちも少なくない。現場は彼女の気分に左右されてしまうので、機嫌を損ねないようにと常に顔色を覗い、気を遣ってきた。それなのに『気に入らない』と、数々のマネージャーが平手の担当を外されました。まるで“女王”だと皮肉る人もいます。
しかも蜷川映画のドタキャンは『Seed & Flower』在籍中のことですから。問題を起こすだけ起こして、内々では移籍を決めていた。今回の移籍で、恩を仇で返されたように感じている人もいます」(同前)
平手が特別扱いされてきた背景には、秋元康の存在が大きいという。関係者は秋元、平手2人の関係を横目で見ていたからこそ、平手の言動については「目を瞑るしかない」状況だったのだという。
「秋元さんが平手を寵愛しているのは明らかです。平手は現場を飛び越えて秋元さんと密にやり取りしているので、平手に物申すことは秋元さんに物申すことと一緒のようなもの。スタッフにも生活がありますから、秋元さんからバツがつくことは避けたい」(同前)
秋元氏の“特別扱い”で平手が増長し、結果彼女自身の悪評を招いているようにも思える。ドタキャンの危険性があるがゆえに、ブッキングされなかった仕事も数多いだろう。
「礼儀作法はマスト」ジャニーズとの違いとは
芸能関係者はこう解説する。
「アイドル繋がりで言うと、ジャニーズ事務所はタレントの礼儀作法に対してはかなり厳しく教育していました。特にメリー喜多川氏やジュリー社長が目にかけていたのは良くも悪くも忠誠心が強く礼儀正しいタレントばかりですから、自然とタレントの間に『そうあらねばならない』という雰囲気が醸成されていました。事務所内で先輩後輩の上下関係もありますしね。
そのおかげで息が長いスターが何人も育っている。エンタメの世界も結局は人と人とで成り立っているわけですから、スターであっても嫌われてしまえば失うチャンスも出て来る」
しかしそれでも秋元氏が平手の態度を諫めないのには、彼独自の“スター育成法”があるという。