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 そういう高齢者相手に、情報提供して飯を喰っているのが、いまの新聞社やテレビ局であって、マイナンバーによる行政効率化に対して批判的なのは高齢者が喜ぶようなネタを探してきて煽ってるからで、その状況で「マイナンバー賛成ですか反対ですか」って訊いたらそりゃテレビを観てる高齢者を中心に反対が増えます。当たり前ですね。

 30代、40代の勤労世帯男女は、マイナンバーについて大体態度は賛成反対半々ぐらいでずっと推移しています。それを考えれば、私たちの社会が高齢者の不安を煽ることで政策が左右されている実体がよく理解できようというものです。

岸田政権全体の緩みが支持率を落としている原因なのでは

 他方で、じゃあそういうのがシルバーデモクラシーであり、技術革新に後ろ向きな日本社会の象徴となっているのかと言われると微妙なところです。これだけマイナンバーカードの問題で政権批判をしているのに、「次の総理に相応しい人物」の上位に相変わらず河野太郎さんがいるんですよ。

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 本件マイナンバーカードの問題に関しては、余計な宣言をした直後に台無しになる事件が報じられて恥ずかしい思いをしたり、河野太郎さんに報告したら会議の席上で不機嫌になってブチ切れられて面倒くさいから報告しないようにしようと外したら他所で問題になって河野太郎さんがそれを知らなくて恥ずかしい思いをしたり、基本的に恥ずかしい立場になりがちな河野太郎さんですが、マイナンバー制度もマイナンバーカード関連も河野太郎さんの言っていることは正しいです。

 同じように、10年以上経ってるのにいまだに風評被害も含めて不要不急の福島第一原発事故由来のALPS処理水の海洋放出ですったもんだしたり、コロナ対応で通常の経済状態に戻したいからと言ってワクチン接種やマスク着用の対策を緩めて第9波がやってきても対応をしていなかったり、この手の岸田政権全体の緩みが映し鏡となって、燃えなくてもいい問題で燃えて支持率を落としている原因になっているのではないかと思うんですけどね。

 そのように考えておりますので、間違っても10月に解散総選挙をやろうなんてことは思わないでほしいというのが本音でございます。お願いします。