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1人前をはるかに超えた料理がテーブル上に!

 調理してもらった釣魚に加え、ここからはコース料理の但馬牛や海鮮焼き、〆のジャンボおにぎりなど、1人前をはるかに超えたお料理がテーブルに並ぶ。オーナーさんからビールを1杯ごちそうになり、お話をしながら賞味させていただいた。

海の幸だけではない

 食後はウッドデッキの椅子に腰を掛けながら、ちょい投げ釣りで魚を狙う。夜通しライトアップされているため、ヘッドライトがいらないほど明るい。

明りに小魚が集まって大型魚の回遊もありそうな雰囲気

 自分で釣った魚を宿の方に調理してもらうという目的は、すでに達成していたため軽い気持ちで構えていると……そういうときに限ってアタリがでる。釣果を伸ばす秘訣は殺気を消すこととはよく言われる(信じるかどうかはあなた次第……)。

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シロギス

 岩場で遠投してアナゴを狙っているとこちらにも竿先に反応が出た。釣り上げてみると……。

一見アナゴにみえるがホタテウミヘビという小骨の多い魚であった

 アナゴかと思いきや、ホタテウミヘビ。

 超熱帯夜で体力も奪われるため、アタリは続くものの、ほどほどなところで釣りを終えた。

透き通るような白さの“海の女王”

 入り江の奥に行くほど海底が見えるほど浅い。一見魚がいない気もするが、実はシロギスが砂地まで押し寄せていて、食材を確保するのに最も適した場所だとか。

白く見える砂地に仕掛けを落とすとシロギスが釣れる

 水深が深い方が釣れるという先入観で入り江の外側ばかり狙っていたが、その辺りは海藻や岩盤が多く、ウキ仕掛けでないと狙いづらい。2泊3日の間に学んだ「みたはま荘」での釣りのポイントだ。

1時間で10匹ほど釣れるシロギスの穴場だった

 しかし、もう最終日……早く気が付いていればシロギスの天ぷらが食べ放題という世界線もあっただろう。