綾瀬 生理はめちゃくちゃになりました。3ヶ月血が止まらないと思ったら、今度は逆に3ヶ月こないこともあって。あと、体力がないから全然走れなかったです。
でも、ダイエットしていると変なノリがあって、「生理機能が止まったら本当に痩せられている証拠」みたいに思っちゃうんですよね。
――痩せていく自分を記録していた?
綾瀬 下着姿になって毎日鏡で体型チェックして、写真にも撮っていました。そんなわけないんですけど、ゆで卵1個食べただけでブクブク太っていくような感じがして、毎日毎日、もっと痩せたい、痩せなきゃと思ってたんです。
「体がガリガリすぎた」拒食症で体重10キロ減→過食症になって17キロ増加
――そういった拒食の状態から、今度は過食に転じたそうですね。
綾瀬 拒食症の時は「今日もなんとか食べずにいられた」と、毎日綱渡りのような感じで生きてたんですけど、それが一度崩れて何か口にしてしまうと、飢餓状態なのでドカ食いしちゃうんです。それで段々と食べないことに我慢がきかなくなって、今度はひたすら食べ続ける方向にいきました。
――過食のときに口にするものは決まっていた?
綾瀬 もともと甘いものが好きだったので、私の場合はお菓子ですね。アーモンドチョコを3、4箱一気食いするとか、あとはポテトチップスもめちゃくちゃ食べてました。
それでお腹いっぱいになって夕飯を抜いたりするので、むくみもひどかったし、ずっと胃が痛くて、消化器官が壊れていたと思います。
――好物とはいえ、その時は美味しいという感じではない?
綾瀬 味がどうこうというより、口に詰め込まないと不安なんです。食べ終わると、「またやっちゃった」と後悔するんですけど、結局時間が経つと不安に襲われて。依存症のような感じになっていたと思います。
――3年間での体重の増減はどんな感じだったのでしょうか。
綾瀬 拒食症の時にマイナス10キロで、過食症でそこからプラス17キロ。で、過食症が寛解する時にマイナス7キロですね。
痩せてかわいくなりたいと思ってはじめたダイエットでしたけど、無理なダイエットで痩せると、頭の大きさに対して体がガリガリすぎて、エイリアンみたいな見た目になるんです。絶対、おすすめできません。
――その後、医療機関につながったそうですね。
綾瀬 部屋でドカ食いしているのを親に発見されて、心療内科に通院することになりました。そこで容姿へのコンプレックスが病的だということで、「醜形恐怖症」という診断を受けるんです。

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